2022年4月4日

蓄電池っていくらなの?価格と導入方法ごとの初期費用を比較!

蓄電池っていくらなの?価格と導入方法ごとの初期費用を比較!

蓄電池の導入を考えた時、最も気になるポイントとなるのが導入にかかる費用です。蓄電池の導入費用は蓄電池単体での導入なのか、太陽光発電システムと合わせて同時に導入するのか等の状況に合計金額が左右されます。今回は、そんな蓄電池導入で想定される金額を様々なパターンでまとめましたのでぜひご参考ください。

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蓄電池の導入について知っておくべき2つのポイント

家庭で電力を効率よく消費して節約するために有効な手段なのが蓄電池の導入です。一般的に家庭で活用されるものを住宅用蓄電池又は家庭用蓄電池を呼び、節約以外に災害時にライフラインがなかなか復旧しない時に一時的にバックアップ電力として活用することができるため、様々なライフラインが断たれた東北大震災以降、再注目されました。そんな蓄電池ですが、導入前に知っておいて頂きたいポイントが以下の2点存在します。

蓄電池は単体でなくシステムとして考えよう

蓄電池は単体でも機能しますが、活用するための周辺機器が必須です。そのため、蓄電池の導入を考える際には、蓄電池単体の本体価格や設置費用、そして設置スペースについても考慮することが必要です。後述する「様々な蓄電池導入パターン」にて詳細を紹介いたしますが、蓄電池導入の合計金額と内訳それぞれのを価格相場から計算すると以下の金額が予想されます。本体価格や工事費用は蓄電池の種類、メーカーや工事業者によって多少前後しますので、目安としてお考え頂ければ幸いです。

蓄電システム導入費用と内訳(リチウムイオンの単機能型蓄電池を導入した場合

内訳それぞれの価格
(相場)
蓄電池本体(リチウムイオン電池)200,000円
パワーコンデショナ/パワコン170,000円
DC/DCコンバータ3,000円
電力コントローラ/
モニター
2,000円
配線
(ケーブル等)
蓄電池等に付属されていることが多い
設置工事300,000円
合計金675,000円

補助金の活用

蓄電池の導入にたいして以下の2種類の補助金が存在しており、この2つの補助金は併用も可能です。

  • 各自治体が公募している補助金(公式HPにて確認が必要)
  • ● 2020年環境共創イニシアチブ(SII)「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金

各自治体ごとの補助金

自治体から補助金の公募が行われています。補助金額や公募締め切り、その他条件は各自治体により異なりますが、初期費用は決して安くないため節約のためにも一度お住いの都道府県、市町村の公式HPの補助金に関するページでご確認いただくことをお勧めいたします。

環境共創イニシアチブ(SII)「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」

2020年度の公募はすでに締め切られていますが、環境共創イニシアチブからの補助は来年度以降に公募が開始される可能性もありますので公式HP(https://sii.or.jp/)からチェックしてみてください。

補助を受けるためには各自治体や補助制度ごとに明記されている条件をクリアしている必要がありますので、こちらも合わせてご確認ください。以下でSIIが提示している条件とほとんどの自治体で提示されている条件の具体例をまとめましたので、ご参考ください。

各自治体が公募している補助金
(公式HPにて確認が必要)

  • ① 補助を受ける自治体の住民基本台帳に記録されている
  • ② リチウムイオン電池を利用した蓄電池である
  • ③ 蓄電池の容量が1kWh以上である
  • ④ 中古品ではない蓄電池である
  • ⑤ 税金を滞納していない
  • ⑥ S-JET認証や部品登録認証を受けている。
    又は、国が補助事業における補助対象システムとしてSIIに登録されている

2020年環境共創イニシアチブ(SII)
「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」

  • ① 公式HPにて公開されている補助対象システムに登録された製品である

蓄電池単体の価格相場

次に、蓄電池単体での価格相場を見ていきましょう。蓄電池は種類と容量ごとに価格相場が左右されていますので、今回は容量1kWhあたりの価格相場でまとめました。この中でも現在の市場に出回っている家庭用蓄電池に最も多い種類であるリチウムイオン電池の価格相場を目安にしていただくのが最適かと思います。そして、導入すべき蓄電池を比較する際、1kWhあたりの単価で比較することでより正確な価格差を比べることができるので気になる製品は一度1kWhあたりの価格を算出し、相見積もりを行って予算額とご家庭の消費電力の規模に最適な蓄電池がどれかを考えるようにすることが大切です。

蓄電池単体の価格相場

電池の種類蓄鉛蓄電池ニッケル水素電池リチウムイオン電池NAS電池
1kWhあたりの価格50,000円100,000円200,000円4,000円
寿命約17年約7年約10年約15年

さらに、以下の経済産業省が2020年5月22日に発表した「生産動態統計年報 機械統計編 リチウムイオン蓄電池」から算出した2013年から2019年度までの1kWhあたりの価格推移をグラフ化したものを見ると、2013年から2019年までに多少高騰した年はありますが、少しずつ安価になりつつある傾向にあることが分かります。

1kWhあたりの単価でみる価格帯の推移グラフ

(経済産業省 生産動態統計年報 機械統計編 リチウムイオン蓄電池 2020年5月22日発表 より)

1kWhあたりの蓄電池の価格帯グラフ

様々な蓄電池導入パターン

蓄電池の導入で予想されるパターンごとにメリット、デメリットや予想される初期費用の目安等についてまとめました。

パターン 単機能型蓄電池のみ ハイブリッド型蓄電池のみを設置 蓄電池+太陽光発電システム 単機能型蓄電池を後付け ハイブリッド型蓄電池を後付け
およその初期費用 約60万円~210万円 約100万円~400万円 約400万円~
(太陽光発電システムの容量に
左右される)
約60万円~210万円 約100万円~400万円
内訳 蓄電池本体
パワーコンデショナ(パワコン)
DC/DCコンバータ
電力コントローラ/モニタ
ケーブルやセンサ(配線回り)
工事費
蓄電池本体
DC/DCコンバータ
電力コントローラ/モニタ
ケーブルやセンサ(配線回り)
工事費
蓄電池本体
パワーコンデショナ(パワコン)
DC/DCコンバータ
電力コントローラ/モニタ
ケーブルやセンサ(配線回り)
工事費
ソーラーパネル
蓄電池本体
パワーコンデショナ(パワコン)
DC/DCコンバータ
電力コントローラ/モニタ
ケーブルやセンサ(配線回り)
工事費
蓄電池本体
DC/DCコンバータ
電力コントローラ/モニタ
ケーブルやセンサ(配線回り)
工事費
メリット 低価格 設置スペースが少なくても
導入可能
太陽光発電による節約が可能
セットでの保証・特別価格がある
低価格
太陽光発電による節約が可能
太陽光発電システムの保証に
影響がない
電力変換ロスが少ない
パワコンを新しくするため
機器保証が更新
デメリット 設置スペースが少なくても
導入可能
本体代が高いことが多い 最も初期費用が高額 太陽光発電用パワコン故障時に
コストがかかる
電力変換ロスの増加
設置スペースの確保
比較的高額
太陽光発電システムの保証が
なくなる場合がある

まとめ

今回は蓄電システムを導入する際のいくつかのパターンごとの初期費用と重要なポイントを紹介いたしました。

  • ・ 蓄電池は部品代や工事費を加算した金額が
    必要
  • ・ 補助金制度は各自治体と環境イニシアチブのものがある
  • ・ 蓄電池の価格相場は2019年度時点で1kWhあたり11.43万円

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